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最終更新日: 2025-01-02 Thu 20:49
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EPIA EN12000EG

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はじめに

VIA のMini-ITXマザーボード EPIA EN12000EG について。

コンパクト、省電力、ファンレス、そこそこのパフォーマンス(1.2GHz)、ビデオ出力有りといった特徴のある主に組み込み向けの?マザーボードである。 ただ、Windowsは不明だが、少なくともLinuxで使用する際にはフリーズ(Freeze,Lock Up)することが多いらしい。 私がDebian(Etch、Lennyどちらも)で使用した際にも発生した。 この問題に関する情報はあまり多くない為、日本語のページも少ない。 様々なページから収集した情報をまとめ、解決を目指す。(2009.10.19)

現象

最初に気付いた時の現象は、リモートでVNC、SSH(TeraTerm)接続していたのが、両者共に突然切断、pingも通らないという状態であった。 その後、何回も発生し試したが、X(Gnome)を上がっている状態で、Ctrl-Alt-F1 等でコンソールに切り替えることもできない。 リセットもかからず、かなり性質が悪い。 私の環境では通常使うPC(WindowsXP)から離れた、リビングに置いており、TV出力で状態を確認できるようにしている。 現象が発生したときのTV出力の状態としては、Gnomeのログイン画面のまま固まっているか、細かい砂嵐。といった感じ。

あやしいところ

私の環境では、USB接続のラジオチューナーRadioShark2を接続している。 これを接続する前は現象が発生していなかったはず。 ちなみに、先代(というか、こちらが安定しないためまだ現役だが)のEPIA E533では全く問題なく使えている。 USB(2.0?)が怪しい気もする。

現状の結論

パラレルATAのハードディスクを、シリアルATAに交換したことで状況はかなり改善。(現象が発生する環境では1日経つと死んでいたのが、数日間経っても生きている)

交換前、飛んでいた(フリーズしていた)タイミングは、syslogを見たところcronで /etc/cron.d/php5 が実行されていたところであった。 これを無効にしたところ、数日間飛ばなかった。 また、/etc/cron.d/php5が有効でも、やはりRadioShark2が未接続の場合は飛ばない。

パラレルATAが怪しく、特にRadioShark2との相性が悪かったようだ。

とりあえず、使えそうな目処は立ったが、残念ながら今後、VIA製品を購入しようとは思わない。

(2009.11.13) 数日間生きていたが、/etc/cron.d/php5 でやはりフリーズ。結局ダメダメなマザーだということか。

参考情報

Lukasz.dk

  • Ubuntu and VIA EPIA EN12000EG (lukasz.dk)
    • Lukaszさんが使用しているのはUbuntuである
    • 端的に言うと、”CPUクロックを 1.2GHz固定にすればよい”ということのようだ
    • 試しに、私のDebian(今はEtch)でやろうとした
      • Gnome上、パネルへ追加で「CPU周波数の計測モニタ」を追加する
      • すると”CPU frequency scaling unsupported”というウィンドウが出る
      • Your machine may be misconfigured or not have hardware support for CPU frequency scaling. だそうな
      • そんなはずはないと思い sudo cpufreq-selector -g performance と実行してみたが、No cpufreq support と言われる
      • 別件でBIOS設定を見ていたところ、ADVANCED BIOS FEATURES → CPU FEATURE → ODCM(On Demand Clock Modulation) は Disabled になっている
      • なのでCPUクロックは関係無いはずだ

VIA Support Forum

  • EN12000EG Freeze (VIA Support Forum)
    • 上記より抜粋&意訳
    • #4 Gentoo。drm module が怪しい。#6 drm disable したら24時間の間lockupしなかった
    • #10 不幸なことにWindowsではちゃんと動く
    • #22 Jetway J7F2でBIOS で似たような問題が。Primary INTR、IDE HDD BlockMode を無効、その他 X11の設定をして1週間以上稼働
      • Jetway J7F2 は Mini-ITX C7搭載の似たようなマザーボードのようだ
    • #23 #22とは別の人。Primary INTR、IDE HDD BlockMode無効はやってみたが、3日に2回lock up。ギブアップしてAMDに乗り換え。
    • #40 SATAドライブでもlock upする。サーバとして使っているのでグラフィックは関係しない(はず)
    • #41 ソースからコンパイルしたkernel 2.6.22.1のFedora 7だが、lock upしてない。
    • #67 Windows XPでもクラッシュした。ブルースクリーン。ハードウェア問題だと思われるので、返品する
    • #81 EN12000 と debian etch + gnome。libc6-i686 を削除し、linux-image.2.6-486を入れたら、安定し、フリーズしなくなった
    • #109 INTEL DL201GY2 は安定している。EN12000 はdebianのカーネル/ドライバでは動かない。私はもうVIAは買わない

MOIMOIさんのページ

DMA Lockup

やってみたこと

BIOSアップデート

  • BIOSが古そうということで、BIOSアップデート
  • ISOイメージが公開されてないDOSツールをCDブートで (とあるちいさなメモ用紙の野望)
  • 仮想な背中
  • 上記を参考に
    • 仮想FDに起動ディスクを作成
    • 仮想FDにviaflash.exe と BIOSイメージ I1200109.BIN をコピー
    • imgとして保存
    • CD-ROM isoへ変換
    • CD-ROMブート
    • viaflash.exe I1200109.BIN を実行
  • viaflash.exe は、引数でファイル指定で実行すると、現在のBIOSバージョン表示や、確認等は無く、いきなり書き換え開始する。こえー。
    • ASUSだと出たはず。これを期待して元のBIOSバージョンは特に確認してなかったのだが、これでわからなくなってしまった
  • でも、とりあえず成功したようだ
  • バージョンを確認する術は無いのだが、起動時のロゴが変わったので、とりあえず書き換わったと判断
  • ただ、BIOSバージョンアップしてもやはり飛ぶ

BIOS設定

  • 2009.10.19
  • 上記 VIA Support Forum の投稿#102では下記の設定で解決したとのことなので、やってみる
  • なんとなく、CMPXCHG8 は関係無い気がするんだけど。。
Changes in BIOS:
IDE HDD BlockMode=disable
C7 CMPXCHG8=disable
Primary INTR=OFF
  • 2009.10.20
  • BIOS設定変更前は、夜起動しても朝まで持たなかったので、間隔は短くなったが、約1日後、やはりフリーズ。
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